影向寺本堂入口には、親子龍・獅子・獏の立川流の彫刻がございます。
その中の、獏とはなかなか知られてはおりませんが、中国から日本へ伝わった伝説の生物です。人の夢を食べて生きると言われ、鼻はゾウ、目はサイ、尾はウシ、脚はトラにそれぞれ似ているとされています。
日本では、獏は「悪夢を食べる」と解釈されております。
影向寺では、獏をお守りのご朱印にさせていただきました。「獏朱印」をお寺の獏の分身として皆様にお受け頂き、御休みの際に御朱印を枕元に置いて、悪い夢をこの獏に食べてもらってください。そして、悪い夢を食べた獏は、お寺までお返しください。分身の持って帰ってきた悪い夢は、影向寺の獏がすべて食べてなくしてしまいます。そのため、この御朱印は納経帳には記帳せずに、別用紙にてお渡しさせて頂きます。
お寺までなかなかお越しいただけない方、戻しに来ることが出来ない方は、お送りさせて頂く事、送って頂く事できますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。