日本の四季を表す暦。
一年を二十四に分けた二十四節季。それをさらに三つに分けたものが〚七十二候〛です。
本日より、七十二候のご紹介をして行きたいと思います。
日本の良き文化をお伝えしていく事も、お寺の一つの大事な事と考えております。
十月八日〜十月十二日
四十九候 初候
鴻雁来 (こうがんきたる)
燕が南国へ去ったあと、北国から冬鳥がやって来ます。
冬鳥とは、秋に日本へ来て越冬し、春になると北に帰る渡り鳥のこと。
「鴻」は大きな雁を、そして「雁」は小さな雁を指します。
二十四節季の寒露を迎えたこの時季、冬鳥もポツポツと姿を現し始めます。
《参考文献》
365日を豊かに過ごす 日本の四季、二十四節季、七十二候(宝島社)より